2013年3月11日月曜日

2013年3月11日晴れ

2年前のあの日それぞれの人がそれぞれの震災を経験したように、それぞれの人がそれぞれの2年目を迎えた、と思う。


今日のS市は、朝方うっすら雪が降り、昼頃には晴天だった。
家人Tは明日が後期試験のためY市に泊まりなので、今晩は帰ってこない。2年前の今日は交通が遮断されて帰って来れず、虫六親娘は2人で夜を明かしたっけ。避難所は暗くて、とにかく寒かった。

朝からテレビもラジオも震災関係の特別番組。また市内や被災地の各所では追悼慰霊関係のさまざまなあれこれが行われているようだ。私の場合、そんな何かに参加するということもなく、淡々と一日をすごした。
本来は休日なのだが、午前中はやり残しの仕事と広報物の入稿があったので出勤。昼に戻って、試験休みの虫六子と昼食。虫六子と受験関係の道具を買う約束をしていたので、某所へ。2時過ぎに戻って、途中で銀行に寄りつつ、お三味線のお稽古へ。お稽古に向かう車の運転中に、2時46分をカウント。ラジオで国立劇場の慰霊祭が中継されていて、「黙祷…」と流れる。運転中なので目は潰れなかったけれど、亡くなった方々の魂を思った。ちょうど青葉山を登っている時で、ラジオからも音が消えて、私の車のエンジンの苦しそうな音だけが鳴っていた。

お稽古は「春興」の2部。練習不足でなかなか上がれない。次は「岸の柳」をやると告知される。

一回帰って、楽器を置いて、ガソリンを入れにGSへ。帰りに生協に寄ったら、気仙沼のフルセイル・コーヒーが出店していたので、虫六子のキャラメルモカと自分のカプチーノを持ち帰りで買って帰ってきた。フルセイルのカプチーノはなかなか美味しい。

今日は虫六子と2人ご飯なので、2年前のあの日のことなど思い出しながら話をしようと思う。あの日を境に自分の何かが完全に変わったように思う。でも、このことについてはまだ誰とも上手く語れないのだけど。




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