2012年1月21日土曜日

石川舜個展「薄明の鴉」

石川舜さんの震災後はじめての個展。石川さんはこの間どんな仕事をしていたのかな?ということに興味があったので、昨日(20日)久ぶりの休みでもあったので(10日ぶりでした)行ってきました。

「鴉 薄明」2011

○石川舜展「薄明の鴉」
日時 2012年1月17日(火)〜22日(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
*1月21日(土)17:00〜パーティをします。
〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7門脇ビル1F(駐車場有)
TEL&FAX 022-222-0654


紙にガッシュのあんまり大きめでない作品中心でした。
去年と、今年になってから描かれた作品もありました。
しかし、何かが劇的に変わったということもなく、いつもの、石川さんの内省的な悪夢のような理解することを撥ね付けるような複雑なイメージが現出していました。

久しぶりにお会いしたのに、昨日もあったような感じで迎えてくれ、その感じがなつかしかったのでした。(あ〜、美術から遠ざかっていかばかり…)
ちょうど、詩人のAさんとI子夫人も見にきていて、石川さんが「紅茶はアールグレーの香りが気にいっているんだ」と、3種類のアールグレーをいろいろと不器用そうに入れてご馳走してくれました。つか、最後の1種は見かねて虫六が入れました(;´▽`A``

震災で描けなくなったりしましたか?とお聞きしてみると、「そんな事はないの、描きたいことはいつもあるの…。でも地震で娘の部屋の荷物が崩れて、おれのアトリエに持ち込むから狭くなったのよ(苦笑)」と。

画家は描くべきものを揺るぎなく描く。作家は書くべきものを揺るぎなく書く(←これは、昨日芥川賞作家の不機嫌会見をみて思ったのですが…)。それでいいのだと、改めて思った次第です。

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