2015年4月4日土曜日

3月に読んだ本

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:943ページ
ナイス数:23ナイス

富士山と三味線 文化とは何か富士山と三味線 文化とは何か感想
「いま、猫皮三味線が危ない」。歌いもの、語りものなど、ことばが中心の音の文化が洗練され愛好されてきた日本の芸能文化。その相槌音具として三味線は多様化しながら発達し普及してきた。元は大蛇の皮が張られた三線が日本で猫皮の三味線となり、繊細で陰影をもつ音色を獲得し日本人の耳に馴染んで普及した。日本芸能に不可欠な猫皮三味線だがその製作はいま深刻な危機に瀕している。背景には三味線人口の減少や職人の後継者不足もあるが、より深刻なのは猫皮が手に入らないという現状。致命傷となっているのは動物愛護法の改正(改悪)である。

読了日:3月22日 著者:川田順造
ふたがしら 5 (IKKI COMIX)ふたがしら 5 (IKKI COMIX)感想
前から思ってましたが叶屋喜兵衛こえ〜。二人の関係のこじれ具合の先の方まで見通して駒を打ってる感がなんとも…。うーん、そしてなにかな、宗次が本当に惚れていたのはお蔦なのかな、それとも弁蔵?彼岸花を象ったように刺されてしまったお蔦が憐れです。そして、芳の存在が大事ですね…。ちょっとヤな予感がするわけですが…。
読了日:3月20日 著者:オノナツメ


子連れ同心 (IKKI COMIX)子連れ同心 (IKKI COMIX)感想
単行本で読みましたが、WEB連載の作品らし。スマホで読んでも見やすいようにあえて描き込みを削ってシンプルなタッチで仕上げているのでしょうか。滲みも紙を感じさせて挑戦している感じを受けます。お話は人情もので読みやすい短編でした。八木様がいいね!
読了日:3月19日 著者:オノナツメ




言葉尻とらえ隊 (文春文庫)言葉尻とらえ隊 (文春文庫)感想
週間文春の連載コラム。ネットにあがった情報の言葉尻をとらえて、ときにあられもなく、ときにゲスっぽく、切り取ってくれて、それがなんだか気持ちいい。あ、これ昔ナンシーに求めていた感覚を思い出しちゃうナー。でも、そんなこときっと本人はしょっちゅう言われているんだろうな。牽制球みたいなコラムがあったから。私的にツボにはまったのはP170-171のやつです。夜中に布団の中で読んでいておかしくて悶絶しました。それからなでしこジャパンの妄想漫画ネタ。そんなわけで「ヨルタモリ」でのコメントにも耳ダンボの今日この頃。
読了日:3月10日 著者:能町みね子

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